ギリシャ神話 オリンポス12神について
神話の国ギリシャでは遺跡や博物館のみならず、町は神様たちの名前であふれています。ホテルやレストランなどの名前にもギリシャ神話にちなんだ名前が多く存在します。
創世記
世界の始まりは何もない混沌としたカオスであった。そこにガイア(大地)が現れ、エレボス(暗黒)とニュクス(夜)、輝くアイテル(空)とヘメラ(昼)が生まれた。大地の女神ガイアはウラノス(天空)を産み、ガイアはウラノスと結ばれ12人のタイタン神族(巨神族)を一人で生む。末子がクロノス(時間)である。
オリンポス12神
ゼウスを中心とした神々はギリシャ最高峰のオリンポス山に住み、タイタン神族(巨神族)を倒し、そしてガイアの生んだギガース(巨人族)を討ち世界を支配する。その中心がヘラ、アテナなどのオリンポス12神である。
- 最高神ゼウス(Zeus)
- クロノスの末子ゼウスは成長して父を倒し、ヘラクレスの助力を得てタイタン神族を冥界の奥タルタロスに閉じ込める。そしてオリンポス山頂に宮殿を築き兄のポセイドンに海を、長兄のハデスに冥界を任せ、自身は天空から人間までを支配した。ゼウスは浮気者で多くの女神や人間の女性と関係を持ち、そうしてうまれたアテナ、アポロン、アルテミス、ヘファイストスなどを従えていたが、ただ1人正妻のヘラには頭が上がらなかったと言われる。
- 女性・結婚・家庭生活の守護神ヘラ(Hera)
- クロノスとレアの娘でゼウスの正妻。ゼウスとの間に鍛冶の神ヘファイストス、戦の神アレス、お産の女神エイレイテュイア、青春の女神ヘベを生む。
- 太陽の神・音楽・医術・弓術・予言の神アポロン(Apollon)
- ゼウスとレトの間に生まれた双子の兄。ゼウスの後継者とされ、太陽の運行を司る神。
- 知性の女神アテナ(Athena)
- ゼウスと思慮の女神メティスの間に生まれる。生まれてすぐにゼウスに飲み込まれたが、父の体内で成長し、父の額を割って飛び出した鎧かぶとをまとった女神でもある。
- 海神ポセイドン(Poseidon)
- クロノスとレアの子。兄にハデスや弟ゼウスと共に父を倒し、くじによて海や川、泉を支配した。
- 豊穫・酒と狂乱の神ディオニソス(Dyonissos)
- ゼウスとセメレを親に生まれる。豊穫と酒と狂乱の神。バッカスとも呼ばれ、ブドウの栽培と収穫を祝い、祭礼では酒の神として崇拝される。
- 美と愛の女神アフロディーテ(Aphrodite)
- 美・愛・結婚・多産・豊穫を司る女神。ローマではヴィーナスと呼ばれ、広く信仰された。鍛冶の神ヘファイストスを夫にしたが、戦の神アレスと愛し合い、エロス(恋の少年)アンテロス(報われない愛の復讐)ディモス(恋の恐悔)などをもうけた。
- 商人・旅人の守護神ヘルメス(Hermes)
- ゼウスとアトラスの娘マイアの間にできた神々の伝令使。天空、地上、冥界を駆け巡る力を持ち、旅人の守護神として、あるいは幸運と財宝をもたらす神として人気がある。
- 月の女神・狩猟と出産の神アルテミス(Arthemis)
- ゼウスとレトの間に生まれたアポロンの双子の妹。ローマではディアナと呼ばれ、父ゼウスによって純潔を保証されており、ニンフ(妖精)や猟犬を連れて山野を駆け回る。夕刻からは月の女神セレネとして、深夜になると冥界の女神ヘカテとして君臨した。
- 戦の神アレス(Ares)
- ゼウスとヘラの子。凶暴で無謀な戦争、そして敗北を象徴する。
- 鍛冶の神ヘファイストス(Hephaistos)
- ゼウスとヘラの間に生まれた鍛冶の神。
- 大地と穀物と豊穫の女神デメテル(Demeter)
- クロノスとレアの娘。大地を司る女神。人間に穀物を与え、栽培法を教えた。
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